長期入院への保険の備え 入院保障日数は何日型を選ぶ?

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あなたの周りでは
長期間の入院を経験された方は
おられますでしょうか?

私事で恐縮ですが
他界した私の父親は足掛け4年間で
延べ800日ほど入院生活を送りました。

私自身このような経験があるためか
医療保険などの相談をお受けすると
入院給付の上限日数で迷うことがあります。

60日、120日、730日、1095日
最近は病気の種類によっては
上限なしもありますね。

保険料は
上限が短ければ短いほど安くなります。

医療保険も多様化し
それぞれに選ばれる理由があります。

一入院の上限日数は何日型が正しいのか?
これについては保険を勧める側の都合も
大きく反映されているような気もします。

ご存知かもしれませんが、
病気などで入院したときの
平均入院日数は短くなってきています。

それにあわせ
医療保険で保障される入院の日数限度も
短いものが流行るようになりました。

けれども、もし、
長期入院することになったときは
大丈夫なのでしょうか?

今日は
長期入院した時の備えについて
考えてみたいと思います。

長期入院への保険の備え 1
頼りのなるのは医療保険よりも社会保障

病気やケガで入院し治療が長引く。
結果、家計が厳しくなる。
不景気なご時世だけに避けたいのが人情です。

でも、
慌てないで下さい。
あなたにはすでに保障があります。

あなたの強い味方。
それは「健康保険」です。

毎回お伝えしていますが、
生命保険・医療保険は公的保障の補てんに
活用するべきものと思うのです。



以前もお伝えしましたが
入院しても医療費は月9万円程度で済みます。

「限度額適用認定書」があれば、
3割負担も不要です。

所得に応じた自己負担限度額だけの
支払だけで済みます。
払い戻しまでの資金繰りもいりません。

意外と知られていないのですが
治療が長引くと医療費負担は軽くなります。

過去1年以内に高額療養費に該当する月が
4回以上になると月の限度額が下がります。

70歳以降はさらに手厚くなります。
ご存知かと思いますが、
「前期高齢者・後期高齢者医療制度」です。

サラリーマンには病気・ケガで休んでも
就業不能保障=傷病手当金があります。

さらに、
業務上のケガは労災に該当します。

そして、
労災にもいろいろな給付があります。

国や県で指定されている難病については
医療費の助成も受けることができ
自己負担限度額は低く抑えられます。

1年6ヶ月を超えて回復の見込みがない場合、
「障害年金」を受け取れる可能性があり
障害が続く限り一生涯受け取れます。

但し、これらは原則、
自分で手続きしなければなりません。
知っていると知らないのでは大きな差に。

どの医療保険を選ぶかよりも
まずはこういった制度を知る。

または、
こういった情報を提供してくれる
保険マンとお付き合いをする。

こちらの方が遥かに大切です。
(必ずしも保険マンでなくても良いのですが)

そうは思いませんか?

長期入院への保険の備え 2
長期の入院をするときはどのようなとき?

医療保険の話に戻りましょう。

病気やケガで入院した時の平均日数は、
短くなっている傾向にあります。

厚生労働省の「患者調査の概要」によると、
H23年の平均入院日数は32.8日。
3年ごとの調査のたびに短くなっています。

最も長期化しそうな「ガン」。
現在はガンでも平均入院日数は1ヶ月前後。
思ったよりは長くありません。

ベッド数の慢性的不足など
医療機関側の受け入れ態勢に
よる部分も大きいようです。

ガンの場合、
入院・手術後の通院が長引くのが普通です。

ですから、ガンの保障を選ぶ場合、
入院保障よりも「通院」や「告知時の受取金」
に重きを置く時代になりました。

脳出血の場合はどうでしょうか?
長引きそうですが…

これもおよそ120日。
手術なしだと133.8日。
治らない?場合が長くなるのでしょうかね。

では、
どんな病が入院日数が長くなるのでしょう。
トップ10を調べてみました。

1、ウイルス性脳炎・後遺症(1180日)
2、脳動脈硬化症(733日)
3、統合失調症(663日)

4、知的障害など(622日)
5、血管性認知症(282日)
6、脳性麻痺(256日)

7、アルツハイマー症(207日)
8、摂食障害(125日)
9、脳内出血(121日)
10、パーキンソン病(115日)

これらの病にならない確証はありません。
それでも、「そーはないのかな?」
との病が並びます。

驚いたことに難病指定のパーキンソン病。
これでも120日を切っています。

入院というよりは通院というのが
現代の医療機関の流れなのでしょうね。

長期入院への保険の備え 3
120日の入院給付がひとつの目安

さて、
入院平均日数をもとに
医療保険の入院日数を考えてみます。

100日を超える入院をしたとき、
これは治すため、安静のため、手術のため、
そういった入院ではない場合がほとんどです。

治る見込みが薄い、もしくは介護が必要。
退院後も社会生活を営むのが難しい状況。
このような状態と見ることができます。

そうなれば、
入院保障日額が何日で安泰との問題では
なくなってくると思うのですね。

民間医療保険で補てん・カバーというよりも、
公的助成制度や介護保険等を生活設計の軸に
せざるを得ないのではないでしょうか?

以上から
次のような準備をしておけば
おおむね安心と考えます。

入院日額は120日分で良いのでは。
ガン保険加入の方であれば60日でも可。

このようなお話をさせて頂いた上で
「それでも心配だから長い日数を望む」
そんな声も少なからずあります。

それは間違いではありません。
あなたの不安や心配がなくなるのであれば
十分な費用対効果を果たしていますから。

家庭やお仕事、家計等の現状にもよります。
あくまで一つの目安ということで
参考にしていただければ幸いです。

長期入院への保険の備え 4
保険商品よりも重要なのは担当者

さいごに「まとめ」にはいります。
長期入院への備えは基本は公的保障です。

先にもお伝えしましたが
長期入院生活で最も必要になるのは
公的保障等も含めた価値のある情報です。

余談になりますが、
父親の長期入院の際、
仕事柄こういったことを知っておりました。

なので、
長く入院できる病院もスムーズに見つけられ
費用もさしてかかりませんでした。

自宅や施設で介助していたら
父親も私も金銭的・精神的・肉体的に
大変なことになっていました。

医療保険の商品選びにこだわるよりも
契約担当者の姿勢と能力、情報と経験。

こちらが大きく明暗をわけます。


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